保安院 放射線量は微減傾向続く


経済産業省の原子力安全・保安院は、18日午前9時10分すぎの記者会見で、福島第一原子力発電所の周辺の放射線の数値は引き続き減少していることを明らかにしました。
福島第一原発の3号機から西に1.1キロ離れた西門付近の放射線の数値は、警察や自衛隊による地上からの放水が行われる前の17日午後3時30分に、1時間当たり309マイクロシーベルトだったのに対し、放水が行われたあとの午後8時40分には、1時間当たり292マイクロシーベルトと、わずかに下がっていました。放射線の数値が減少する傾向はその後も続き、18日午前7時半の段階では271マイクロシーベルトに下がっているということです。これについて、保安院は「放水によって放射線の量が減ったかどうかは、直ちに判断できないが、今後の変化を注意深く見守りたい」と話しています。また、発電所への電力供給については、冷却機能が失われている原子炉や使用済み燃料プールを冷やすため、1、2号機は18日中に、3号機、4号機については20日を目標に回復させる考えを明らかにしました。

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