放射線量また基準超え 福島第1原発敷地で


東京電力は14日、福島第1原発の敷地内で放射線量がまた制限値を超えたとして、原子力災害対策特別措置法に基づいて国に緊急事態を通報した。
敷地内の2カ所でそれぞれ同日午前2時20分、同40分に、法定の通報基準である毎時500マイクロシーベルトを超える751マイクロシーベルト、650マイクロシーベルトを検出した。いずれも、一般人の年間被ばく線量限度1000マイクロシーベルトに2時間足らずで達する放射線量。同原発周辺では13日にもこれまでで最も高い1557・5マイクロシーベルトが検知されていた。
東電は14日、冷却水の水面低下で炉心の燃料が露出し、一部溶融したとみられる同原発1号機と3号機で、炉心を冷やすための海水注入を続行。原子炉内の水位や、原子炉格納容器内の圧力には大きな変化はないという。

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