保安院、東電に「注意」 原発点検漏れ


東京電力福島第一、福島第二両原子力発電所で機器に点検漏れがあった問題で、経済産業省原子力安全・保安院は2日、保安規定に違反するとして東電を「注意」の行政処分とした。
注意処分は4段階の処分のうち軽い方から2番目。
同社は原因を究明した上で再発防止策を策定し、6月2日までに保安院に報告する。
保安院は点検をする担当者の理解不足や作業量が膨大だったために点検計画表に誤って入力したなどと指摘。
品質保証や業務計画、不適合管理、保守管理などの条項で違反があったとした。
県内の福島第一原発で33機器、福島第二原発で21機器の合わせて54機器の点検漏れがあった。
原子炉再循環ポンプの電源の周波数を変える装置などいずれも自主点検の対象機器だった。
同社は2月28日に点検漏れがあったことを経済産業省原子力安全・保安院に報告していた。

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