長岡技科大、原子力技術者を養成-修士課程、12年度にも開設

長岡技術科学大学は同大学院に「原子力安全工学専攻(仮称)」を設置するため、4月にも文部科学省に開設認可を申請する。修士課程2年のコースで、原子力工学、原子力安全工学、リスクコミュニケーションなどの総合的な講義を行い、原子力専門技術者を養成するのが狙い。
 地球環境問題を背景にエネルギー分野で原子力へのニーズが高まるなか、総合的に原子力を学ぶ大学院修士課程の設置は全国でも珍しい。2012年度にも開設される見通し。
 開設申請する同専攻の定員は30人程度を予定。原子力専攻課程を持つ他の大学院と差別化を図るため、原子力について幅広い専門的な講義を行う。講義は専門教官をはじめ、人材育成で連携協定を結んでいる日本原子力研究開発機構に講師派遣も要請し、次代を見据えた教育を実施する。

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