汚染雨水3・4トン、タンク外に漏れる

東京電力は6日、福島第一原子力発電所で放射性物質に汚染された雨水4トンがタンクから漏れ、うち3・4トンが周囲の地面に染み込んだと発表した。
 タンクの周囲にはせきがあるが、排水弁は開いたままで見回りもしていなかったという。
 タンクは連結式(容量計1000トン)で、高濃度汚染水のタンクの周囲にたまった雨水を保管している。原子力規制庁の保安検査官が2日に水漏れを発見した。東電が調べたところ、周囲にたまった水から1リットルあたり9800ベクレルの放射性物質が検出され、排水弁の周りの土壌でも微量の放射線量を確認、水がせきの外へ漏れ出たと判断した。
 東電の白井功・原子力立地本部長代理は「管理が不十分で申し訳ない。毎日見回りをするなど、的確な管理をする」と話している。

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