原子力発電の発電量は2015年に2000億キロワット時に、2013年比8割増―中国政府
国家発展委員会と中国能源局、環境保護部がまとめたエネルギー業界の大気汚染対策プランによると、中国は原子力発電の発電量を大幅に強化する計画だ。5月17日、人民網が伝えた。
計画によると、2015年に稼働する原子力発電所の総発電容量は4000万キロワットで、年間発電量が2000億キロワット時に達する。昨年の発電量は1107億1000万キロワット時から約80%増となる見通しだ。さらに、2017年には2800億キロワット時に増やす目標を掲げている。
また、水力、風力、太陽光の発電容量を来年までにそれぞれ2億9000万、1億、3500万キロワットにし、バイオエネルギーの利用も石炭5000万トン相当に増やす。
一方、火力発電や石油化学、石炭燃焼ボイラーの汚染対策は強化する。東北や華北地区を重点に小規模火力発電の淘汰を勧め、今年中に200万キロワットを停止する。
プランでは、燃料のクリーン化も提起し、北京、天津、河北省では汚染の少ない「クリーン・コール」の使用を促し、2017年末までに民間の暖房用石炭の90%以上をクルーン・コールにする目標だ。北京、天津、河北省、山東省については、石炭消費量削減の数値目標も定めた。
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