汚染土中間施設、国と地元が新たな協議会設置へ

東京電力福島第一原発事故による汚染土壌の中間貯蔵施設設置を巡り、国と福島県、地元の双葉郡8町村で新たな協議会をつくる見通しとなった。

 だが、8町村の意向はまとまっておらず、国の方針通り2012年度中の建設地選定が進むかどうかは不透明だ。

 26日に予定されていた国と8町村長による同施設についての初の意見交換会は、国側の方針が事前に報道されたことなどを理由に双葉町の井戸川克隆町長ら3町長が欠席し、中止された。細野環境相らは、出席した5町村長に協議会の設置を提案。5町村長は受け入れる意向を示した。

 平野復興相は27日、福島市で記者会見し、26日夜に井戸川町長に電話で協議会設置を提案したことを明かし「『反対』という話はなかった。(協議を)前に進めることは大事だという了解はいただいたと思っている」と述べた。

 ともに出席しなかった広野町の山田基星(もとほし)、浪江町の馬場有(たもつ)両町長も27日、記者会見などで設置に賛同した。

コメント

人気の投稿