原発点検漏れ 有識者会議が初会合
再発防止浸透を要請
島根原発1、2号機(松江市鹿島町)の点検漏れ問題を受け、中国電力が再発防止に向け社外の識者らでつくった「原子力安全文化有識者会議」の初会合が1日、松江市母衣町の中電島根支社であった。
同会議は地元自治会長や大学教授ら外部委員11人で構成。中電から運営状況の報告を受け、改善点などを助言、提言する。中電が6月に国などに提出した最終報告書に、再発防止策の一つとして盛り込んでいた。
会合は非公開で行われ、終了後に中電が記者会見して内容を発表。この日は中電側が点検漏れが起きた経緯や再発防止策を説明し、委員からは、「再発防止対策を関係・協力会社の社員にまで浸透させてほしい」などの意見が出たという。
年度内にあと3回の会合を開く予定で、次回は9、10月頃。来年度以降は年2回程度開くという。
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