<インド>国産原発の建設開始式典

インド北部ハリヤナ州ゴラクプールでインド国産の原発「ゴラクプール原発」(1~4号機)の建設開始式典が開かれた。最大出力2800メガワットで完成すれば国内最大。2011年3月の東京電力福島第1原発事故以降、インドでも反原発運動が高まり、ゴラクプール原発も建設計画が遅れていた。インドで新たな原発の建設が始まるのは福島第1原発事故以降初めて。

 建設現場は首都ニューデリーの北西約160キロ。13日の式典に参加したシン首相は「ハリヤナ州の住民は先進的な発電所を誘致し、手本を示した」と語った。計画では、19年までに1、2号機を、23年までに3、4号機を稼働させる。

 インドは近年、米国や韓国などと次々と原子力協定を結び、日本とも交渉中。だが、事故の賠償責任を原発企業に負わせるインドの国内法により、外国企業のインド進出はほとんど進んでいない。このため、インド政府は当面は自力で原発建設を推進する姿勢だ。

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