国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は9日、「世界の原子力の安全性は1年前より強化された」とする声明を出した。福島第一原発事故の教訓に学び、各国の政府、原子力産業、原子力規制当局が原発システムの弱点を探し出し、対策を強化する手段が講じられていると述べた。IAEAの行動計画に基づき、原発の安全性に関する審査などが厳格化されていることも挙げた。
同原発事故については、設備が過酷な自然災害に対応できる設計になっていなかったことや、規制当局の監督体制、緊急事態への対応訓練などが不十分だったことなどを改めて指摘した。
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