北朝鮮核は東アジアの脅威 IAEAの天野氏が危機感 イランよりも


国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は10日、共同通信の取材に、北朝鮮の核開発は「東アジアにとって脅威だ」と危機感を表明、北朝鮮核問題の解決に全力で取り組む考えを示した。
 天野氏は核兵器開発疑惑が深まり、各国が懸念を示すイランよりも、既に2回の核実験を行った北朝鮮の方が「問題は深刻で、世界に与える影響も大きい」と強調した。
 また、2月末の米朝合意で盛り込まれた寧辺核施設へのIAEA監視要員の復帰を実現させたいと説明。復帰をめぐる北朝鮮との接触時期などについて「現在、状況を見極めている」と述べた。ただし、北朝鮮が2009年4月に寧辺から監視要員を追放して以来、IAEAは施設について把握しておらず、天野氏は「北朝鮮に関するIAEAの知識は限られている。寧辺の現状がどうなのか、全く分からない」と話した

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