イラン核問題:第3のウラン濃縮施設「来春着工」--原子力庁長官

イランのサレヒ原子力庁長官は15日、第3のウラン濃縮施設の建設を来年3月に開始することを明らかにした。国営放送(電子版)が16日報じた。新施設は昨年11月にイラン政府が建設計画の準備を命じていた10施設の一つ。国連安保理決議が求める濃縮中止に真っ向から反する動きで、欧米やイスラエルの反発を招きそうだ。
 サレヒ長官は新規10施設の場所調査が完了し、うち1施設の建設を3月ごろに始めると発言。場所は「山岳部になる」と説明。濃縮能力は南部ブシェール原発(出力100万キロワット)級という。
 イランは中部ナタンツで20%へのウラン濃縮を継続しているほか、首都テヘラン南方のコムで第2濃縮施設を建設中だ。

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