配管に穴、海水1・3トン漏れる…福島第一原発

東京電力は、福島第一原子力発電所5号機で配管が破損し、燃料の保管プールを冷やすための海水約1・3トンが原子炉建屋内に漏れたと発表した。海水に放射性物質は含まれていない。東電はプールの冷却を一時中止し、原因を調べている。
 東電によると6日午前、原子炉建屋1階で配管の弁に3ミリほどの穴が開き、海水が漏れているのを作業員が見つけた。
 5号機は東日本大震災で大きな被災は免れた。1月に廃炉となったが、1~4号機の廃炉作業を進めるための訓練施設になる予定で、今も使用済み燃料や未使用の燃料を保管している。海水は燃料の保管プールを冷やすために使っているという。
 プールには994体の燃料があり、7日朝の時点で水温は約25度。東電は「安全管理の上限である65度になるまで8日程度かかり、それまでに復旧させる」と説明している。

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