柏崎刈羽原発に根強い懸念=監視続ける「地域の会」―中越沖地震、16日で7年

最大震度6強を記録した新潟県中越沖地震から16日で7年。東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)は設計時の想定を上回る揺れに襲われ、変圧器の火災や微量の放射性物質漏れを起こした。福島第1原発事故以降に全基が停止し、東電はうち2基の再稼働に向けた安全審査を原子力規制委員会に申請している。住民は安全性に根強い懸念を抱き、同県の泉田裕彦知事は「時期尚早」との立場を堅持している。
 柏崎市と刈羽村の住民や商工会、市民団体のメンバーでつくる「地域の会」は6月、柏崎刈羽原発を視察し、東電から安全対策の説明を受けた。同会は原発の賛否をひとまず置き、監視と提言を目的に、東電や国などから情報提供を受け、安全性の議論を定期的に続けている。

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