原子力委:秘密会議で関係者から聴取…内閣府検証チーム


内閣府原子力委員会が原発推進側だけを集め「勉強会」と称する秘密会議を開いていた問題で、内閣府は11日、後藤斎(ひとし)・副内閣相をトップとする検証チームを設置し、関係者から聞き取り調査を始めた。近く会議出席者に備忘録(メモ)などの提出を求め、7月末をめどに結果をまとめる。
 秘密会議では、原子力政策全般を論議する「新大綱策定会議」の議案が事前に事業者に配布され、意見を踏まえて内容が追加されたことなどが判明。策定会議メンバーは第三者による調査を求めているが、検証チームは後藤氏と内閣府職員6人の計7人。構成は細野豪志原発事故担当相が決めた。策定会議メンバーで気候ネットワークの浅岡美恵代表(弁護士)は「内閣府の中の調査では検証にはならず、国民は結果を信用しない。細野氏は問題の重大さを理解していないのではないか」と批判した

コメント

人気の投稿