原子力規制委、大飯原発現地調査 原子炉冷却訓練など視察

全国の原発で唯一運転している福井県の関西電力大飯原発3・4号機について、7月施行の新規制基準に適合するかを調べている原子力規制委員会は、15日、現地調査を実施し、今後、継続して運転できるか判断する。
原子力規制委員会は、深刻な事故が起きたときに、緊急時対策所として使う、1・2号機の中央制御室近くの会議室を視察したほか、移動式ポンプを使った原子炉の冷却訓練の様子などを視察した。
規制委員会では、今回の調査をふまえ、大飯原発が7月の新基準導入以降も、継続して運転できるかを判断するが、これまで6月中としていた判断時期は、7月にずれ込むことを示唆した。
原子力規制委員会の更田豊志委員は「1日ではあるけれども、効率的な確認はできたと思っています。決定的に、これが足りないとか、決定的に、これが欠けているとか、緊急に対応が必要だとか、そういった印象は持ちませんでした」と話した。

コメント

人気の投稿