韓国の新月城原発2号機 来年5月ごろ商業運転開始
韓国の慶尚北道・慶州に建設中の新月城原子力発電所2号機で、原子炉に核燃料を装てんする作業が今月中に開始される見通しだ。施工会社のサムスン物産が4日、明らかにした。
同社によると今月中に原子力安全委員会の承認を受けられるよう準備を進めている。7カ月間の試運転を経て、来年5月ごろの商業運転を目指している。
同原発は出力100万キロワット級の加圧軽水炉型。23基目となる同規模の新月城1号機は今年7月末に商業運転をスタートしている。昨年3月の東日本大震災による福島第一原発での事故以降、設備の補強工事が進められ安全性が強化された。
原子炉では燃料ペレット、燃料被覆管、原子炉容器、原子炉建屋内壁の鉄板(12ミリ)、外壁の鉄筋コンクリート(120センチ)の計五つの保護壁が設置された。マグニチュード6.5規模の直下型地震に耐えられるという。
原子炉内部への電源供給が停止しても作動する水素制御装置21個が設置されたほか、地震や津波による電源喪失に備え、移動型発電車両も用意された。また、非常時以外にも原子炉冷却システムと使用済み核燃料貯蔵プールに冷却水を注入できる。
新月城2号機の設計寿命は40年で、それ以降は10年ごとに安全性評価を実施し、延長の是非を決定する。
同社によると今月中に原子力安全委員会の承認を受けられるよう準備を進めている。7カ月間の試運転を経て、来年5月ごろの商業運転を目指している。
同原発は出力100万キロワット級の加圧軽水炉型。23基目となる同規模の新月城1号機は今年7月末に商業運転をスタートしている。昨年3月の東日本大震災による福島第一原発での事故以降、設備の補強工事が進められ安全性が強化された。
原子炉では燃料ペレット、燃料被覆管、原子炉容器、原子炉建屋内壁の鉄板(12ミリ)、外壁の鉄筋コンクリート(120センチ)の計五つの保護壁が設置された。マグニチュード6.5規模の直下型地震に耐えられるという。
原子炉内部への電源供給が停止しても作動する水素制御装置21個が設置されたほか、地震や津波による電源喪失に備え、移動型発電車両も用意された。また、非常時以外にも原子炉冷却システムと使用済み核燃料貯蔵プールに冷却水を注入できる。
新月城2号機の設計寿命は40年で、それ以降は10年ごとに安全性評価を実施し、延長の是非を決定する。
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